正式タイトルは『怪奇ロマネスク劇画 スカルマン THE SKULL MAN』。1970年雑誌『週刊少年マガジン』新年読み切り企画の第3弾として発表された100ページ読み切り漫画作品である(第1弾は永井豪、第2弾は旭丘光志)。 この『スカルマン』は、掲載の翌年1971年から雑誌『週刊ぼくらマガジン』で掲載がスタートした『仮面ライダー』の原型となった作品としても有名である。また、『スカルマン』掲載後しばらくして、テレビ局から“仮面をつけたヒーローもの”をやりたいという話が持ち上がったときに、石ノ森はこの『スカルマン』のことを思い出し、これをテレビ化することを提案したがテレビ局サイドから「骸骨は困る」と言われNGとなったが、どうしてもスカルマンのようなキャラクターを登場させたかった石ノ森はスカルマンの顔(骸骨)が昆虫に似ていることに気付き、結果、バッタをモチーフとした仮面ライダーというキャラクターが登場した。 後に石ノ森は、インタビューで「時間に余裕があれば投資信託 違うキャラクターになっていただろう」と話している。 各種派生作品 1998年、石ノ森サイドから島本和彦を直々に指名して描かれた正式な続編『スカルマン THE SKULL MAN』の漫画連載が開始。石ノ森は原作者として携わった(詳細は島本和彦版を参照のこと)。 2007年、石ノ森版を原典としたテレビアニメ『スカルマン THE SKULL MAN』が放送開始。同時にこのアニメのプロローグ的なエピソードを描く実写ドラマ『スカルマン?闇の序章?』も単発放送された(アニメ詳細はアニメを、実写ドラマ詳細については実写ドラマを参照のこと)。 原典である石ノ森版、及び続編である島本版、アニメ企画から派生して生まれたMEIMU版について解説する。 この物語は並はずれた能力を持ったスカルマンとなって両親を殺した人間を追う神楽達男の物語である。 達男は、両親と同じように先物取引 もするが、黒幕が誰なのかわからない。スカルマンは手下の人造生物ガロを引き連れて、昭和元禄に浮かれている日本に天罰を下すかの様に、罪のない人までをも無差別に手をかける。 達男は黒幕が千里虎月という政財界の大物である事をつきとめ、彼を殺すべく千里邸に向かう。そこで千里虎月と孫の麻耶に会うが実は虎月は達男の祖父であり、麻耶は妹という事が分かる。虎月は達男の両親が行っていた外為 を滅ぼしかねない研究を恐怖しており、その天才的な能力を引き継いで生まれた達男と麻耶をも殺害しようと決意。しかし、達男だけは両親の作ったガロに連れ去られてしまい、このような状況になったという事がわかる。 最後に達男とガロは虎月に招かれるまま入った屋敷に閉じこめられ、屋敷に火が放たれ一家心中した。 1998年より、隔週刊誌『日経225 』に連載された正式な続編。 石ノ森章太郎が自ら原作となる設定や大まかな展開を作成、作画については石ノ森が島本を指名した。島本は始め冗談だろうと思い、真実と知ってからは責任に身が引き締まったという。指名された理由はあえて聞いていない。 当初この雑誌には石ノ森が描く『サイボーグ009完結編』が島本版と同時掲載し、雑誌の2枚看板を背負うという予定だった様だが、創刊直後に石ノ森が病に倒れ、やがて急逝してしまった事により『スカルマン』のみが掲載されることになった。このため、島本は当初の構想を大幅に変更しなければならなかったという。また、当時は石ノ森版が入手困難な状況にあったため、石ノ森版を読んでいない読者にも配慮した構成にしなければならず、結果として前半は石ノ森版と重複する描写が多くなっている。 さらにその後『コミックアルファ』は休刊してしまい、第33話からは掲載誌を月刊誌『コミックフラッパー』に移動した。しかしこの事により当初構想していた連載のテンポを維持できなくなってしまう。 結果的に島本版は原作を消化しきれないまま、大きなFX を予感させつつ終了することになった。 主な登場キャラクター 千里竜生/スカルマン 「千里竜生(ちさと りゅうせい)」は「神楽達男」の名を捨てた、スカルマンの新しい名前。現在は改造人間を使い世界征服を目論む巨悪ラスプーチンと戦っている。本来の名は「竜生」と書いて「たつお」と読むのだがあえて「りゅうせい」としている。「達男」はガロに逃がされた後、引き取った神楽家が幼かった竜生の名乗った「たつお」を一般的な漢字に置き換えて付けたと設定されている。当初は過去のトラウマのためマスクを外すことができず、素顔で行動する必要がある時はガロを自分の姿に変身させていたが、後に克服して自ら表に出るようになった。なお、毒ガス等に対応する為にマスクの口元を密封するギミックが追加された。 ガロ スカルマンのパートナーの人工生命体。 麻耶 千里竜生の妹。 マリア スカルマンの命をねらっていた殺し屋。超能力を持ち、スカルマン(竜生)と共感し彼を愛するようになる。 蜘蛛男 綾瀬五郎/蠍男 スカルマン(千里竜生)の育ての親、神楽組の組員。竜生とは学生時代の幼馴染だった。洗脳は受けておらず、竜生を越えたくて改造手術を受けていた。戦っている時も何処か友人同士のじゃれあいの様に会話していた。モデルは仮面ライダーに登場する本郷猛の親友でありショッカーの怪人となった早瀬五郎。 パラサイトグリーン 黒貴優香/蜂女 黄嶋冴矢香/働きバチNo.1 蛇塚/コブラ男 ラスプーチンの部下。幾度かスカルマンと戦う。戦いの際にスカルマン=竜生に共感するものがあると呟いていた。最後はスカルマン暗殺の命を受けた2人の女ライダーと戦い、ライダーダブルキック(?)を受け爆死する。 五色透/カメレオン男 女ライダー 2人組みで行動する。仮面ライダーがモデルと思われる改造人間。人間の姿で行動する事が多い。ラスプーチンの愛人なのか、幾度かベッドシーンが存在する。 ラスプーチン 本作での敵。改造人間を使い世界征服を目論む。竜生と同じ超能力を持つ。スカルマン(千里竜生)の両親の助手であり、実は生きていた彼等の部下。飛岡を拉致し飛蝗怪人に改造するが、最期はスカルマンの手で仮面ライダーに強化改造された飛岡によって倒された。 一連の事件を担当する刑事。過去の行いから、スカルマンを敵視していた。 その後、ラスプーチンによって拉致され、彼直々に飛蝗の改造人間にされるが、洗脳を精神力で跳ね除け、基地を破壊するがエネルギー切れで倒れ、そのまま基地の崩壊に巻き込まれかけるが、スカルマンによって救出される。その後、彼の手によって更に改造され、仮面ライダー(漫画版ともTVドラマ版とも付かない本作オリジナルのデザイン)に変身できるようになった。ラスプーチンを倒したのもスカルマンではなく、変身した飛岡だった。 デザインモデルは俳優の藤岡弘、(キャラクターモデルは藤岡が演じた、仮面ライダーの主人公本郷猛と思われる)。 大滝 飛岡の相棒。デザインモデルは、漫画版仮面ライダーに登場したFBI捜査官の滝二郎。 『赤マルジャンプ』2003年WINTER号に掲載され、読者アンケートで3位を獲得した読切。星野のデビュー作品であり、『D.Gray-man』のパイロット版的な内容となっている。2008年6月発売の『D.Gray-man公式ファンブック 灰色ノ聖櫃』に収録された。 明治13年大阪。異人とのハーフ・リナリーは、働く饅頭屋の前で行き倒れていた異人の少年・ロビンを拾う。ロビンは悪魔を破壊するエクソシストで、師匠の剣を江戸の刀鍛冶に出すため日本までやって来ていた。そんな折、ニヴォーズ号で沈没して死んだ筈のリナリーの恋人が生きているという連絡が入る。しかし、それは千年伯爵の卑劣な罠にすぎなかった。 師匠が忘れた剣「アバドン」を届けるため日本へやって来た仏蘭西人の少年[4]。路銀が尽きたため、大阪で船を降ろされてしまう。 左腕には対悪魔用の十字架を埋め込んだ師匠の腕を移植している。 彼女自身もかつて千年伯爵に騙され魂を奪われた悪魔で、千年伯爵を倒し、すべての悪魔を壊すことを目指している。作中で「中身は姉のジュリアである」と語っているが、真偽のほどは不明。 設定の骨子は『D.Gray-man』の主人公、アレン・ウォーカーに受け継がれている。[4] リナリー 異人と日本人のハーフ。饅頭屋で働く。2年前に沈んだニヴォーズ号に乗っていた恋人が生きているという手紙を千年伯爵から受け取り、契約書にサインをしてしまう。 千年伯爵 愛する人を亡くした者に対して、蘇生を持ちかける謎の男。実は呼び戻した死者の魂を利用し、死者と絆で結ばれていた者の身体を使って悪魔を作る悪魔製造者。 師匠 ロビンの師匠であるエクソシスト。彼女に自分の左腕を授ける。容姿がクロス・マリアンに酷似している。 ジェームズ、ハロルド 千年伯爵が造った、愛する女性の皮を被った悪魔。 ^ イノセンスが寄生ているのはラウ・シーミン(猿)なのでクラウド自身は寄生されていない。 ^ AKUMAの抗体がある寄生型エクソシストで血を吸い出すことができる人物は今の所クロウリーのみ。 ^ この曲のリリース名義はステファニー feat.田中ロウマだが、EDで使われているのは「ステファニーオンリーver.」のため、ステファニーのみがクレジットされている。 ^ a b 『D.Gray-man』単行本第1巻62ページ。アレンのキャラクターデザインについて解説する折、本作に触れ、「そいつ(ロビン)は♀だったので…」と述べている。しかし、作中ではしばしばロビン君、小僧、ぼん、と呼ばれており詳細は不明